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【リアル体験談】在宅ワーク×育児「ベビーシッター」を利用してみた!

ー 目次 -


 



こどもと在宅ワークする母親


1.こどもを見ながらの在宅ワーク



在宅勤務をしながらこどもを見守ることは、多くの親御さんにとって日々の挑戦です。

「今週は集中が必要な時や大切な会議がある。」

その日はこどもが自分で遊んでくれるように願う気持ちはどの親御さんも同じです。そんな時、ベビーシッターを頼むことは1つの解決策ですが、初めての利用には不安がつきものです。


しかし、在宅勤務中にベビーシッターを利用することで、実際にこどもがどのように過ごしているかを目にすることができ、親御さんに安心感と仕事に集中できる環境を作りだします。

愛情深く、責任感の強いベビーシッターがそばにいることで、こどもも安全で楽しい時間を過ごせるでしょう。


今回は、「こども家庭庁ベビーシッター券(旧内閣府ベビーシッター券)」を利用して、在宅勤務中にベビーシッターをお願いした時のお話をしていきたいと思います。



2.在宅勤務中の理想的なベビーシッター選び



ベビーシッター会社によっては、保育士/幼稚園教諭以外の資格でもベビーシッターとして登録できる制度の場合があります。シッターさんの紹介ページに、保有資格や経験などを記載していますのでそちらを確認しましょう。

また、ベビーシッターは何かあった際の対応を1人で行う必要があります。そうした緊急時の対応には、実際の保育でのヒヤッとした時の対応、研修などで得た経験値が必要になります。


保育でも得意分野は人それぞれです。こどもの前で踊って歌うことはあまり…。身体の不調で外遊びはできません。など、プロフィールに記載されていることもありますので、お願いしてから希望がかなわないという残念な気持ちにならないようにしっかりしっかり確認しておきましょう。







女性のイラスト


















3.「こども家庭庁ベビーシッター券」を利用してみて



今回は「子ども家庭庁ベビーシッター券(旧内閣府ベビーシッター券)」を利用しました。

依頼したシッターさんの時間料金は2,200円、手数料を加味すると「子ども家庭庁ベビーシッター券」の補助の上限である1時間2,200円を少し超えてしまいます。





予想外だったのは、ベビーシッター券は≪キャッシュバック形式≫という点でした。

5,000円/1回程度を週/1回利用すると月2万円以上の出費になります。

これは、気持ち的にもお財布面でもハードルが高い気がしました。

ベビーシッター券を利用するには細かな条件があり、シッターさんの報告内容が条件に当てはまらないと判断されてしまうと申請が通らないことがあるのです。

必ず申請が通るのであれば安心して使えますが『シッターさんの報告内容によって』と言われてしまうと少し不安が残りました。


こども家庭庁ベビーシッター券(旧内閣府ベビーシッター券)ベビーシッター派遣事業 [通常分] 協会が事業主等と連携して、事業主等に雇用される労働者がベビーシッター派遣サービスを利用した場合に、その労働者が支払う利用料金の一部又は全部を助成する事業です。協会は、割引金額2,200円の割引券を事業主等に発行し、労働者が1日(回)対象児童1人につき2枚使用できます(月、一家族24枚上限)。事業主等は割引券利用手数料として割引券1枚につき中小事業主は70円、それ以外の事業主は180円を支払います。また、義務教育就学前の児童を養育する労働者が産前産後の休業時や育児休業、介護休業等の期間で職場への復帰のためにベビーシッター派遣サービスを利用する場合には年度内4枚まで割引券を使用できます。





4.実際にベビーシッターを利用してみて



保育士と抱っこされているこども


少し手伝ってもらうだけで気持ちが軽やか

ベビーシッターをお願いすることで有難いと感じるのは預けている最中だけではありません。

私は子育てしていく中の理想の1つとして『天気が良ければ1日1回は外に数分でも出る。』という目標がありました。当然そうしてあげられない日もありますが、勤務日前後の時間や休憩時間を増やすなどの対応をして外遊びの継続を心がけていました。

けれども、こども主体になってしまうため外に出て家に帰ってくるまでも一苦労。

結局『時間がない』『疲れて気力がない』『家事がある』と言い訳ばかり多くなり、辛くなることもありました。

しかし、私の仕事中我慢させてしまっているこどものために、外で発散させてあげたいという思いは変わりません。その際にシッターさんにお願いすることで、『私がしてあげなくては…』がひとつなくなり、それだけでかなり気持ちが軽くなったと感じています。



〇安心の事前面談

お願いしたい日時/条件等がきまったら、シッターさんとの【事前面談】があります。

私のお願いしたシッターさんは保育環境や外遊びの環境確認も兼ねた対面面談でした。(オンラインでの面談を実施する方もいます)事前に相手の顔を見て、直接話すことができるため安心してこどもを預けることができました。また、担当してくださるシッターさんの実際のこどもへの対応を見て「楽しく遊んでくれそう」と期待が持てました。



〇短時間利用でも大丈夫

シッターさんの利用条件として≪2時間以上/1回≫などの条件を出している方が多数です。2時間はあっという間ですが「短い時間でもめいっぱい楽しめますよ。」と優しく答えてもらったことにも安心感がありました。

また、そのシッターさんは<預かり時間の前後で、親御さんと会話してコミュニケーションを取る>ということを大切にされている方でした。

終了後、お願いした時間の活動報告が文面で送られてくるので、活動内容はそれで把握することはできます。今回のシッターさんは、活動内容の文面だけでなく『お散歩は帰り道も、自分で頑張って歩いていましたよ』『おみやげに葉っぱを選んで大事に持って帰ってきました』など、ちょっとしたこどもの様子も一緒に加えてもらえるだけで「預けて良かった!」と思いました。



こどもの遊ぶ場所と仕事場所の相談

私のこどもは母親の姿が見えないとまだ泣いてしまう時期なので、こどもが話しかけてくるなどは全く問題ないことなど事前に相談をさせていただきベビーシッターを実施している空間で仕事をさせてもらいました。「やりにくいかな?」とも思いましたが、近くでこどもが楽しそうにやりとりしている様子を見ながら働けるのもありがたいと思いました。



こどものお昼寝時間に要注意!

実施をした日は、こどもが午前寝をしなかったため体力的に『まあ昼ご飯を食べたらすぐ寝るでしょう』と安易に考えていたのですが…

14時からの実施時間まで一睡もせずにそのまま遊ぶことになってしまいました。

結果、15時半頃からこどもは体力の限界を迎えてグズグズに…

シッターさんが抱っこして寝かせようと対応してくれて一件落着。

お昼寝スケジュールをもっとしっかり立ててあげればよかったと反省しました。



5.リモート保育とベビーシッターの両方を活用



1日の勤務全ての時間をベビーシッターにお願いしてしまうと、やはりお財布が厳しくなってしまうと思います。

そこで私が提案したいのが【リモート保育とベビーシッターどちらも楽しむ!】ということです。



女性のイラスト






 




6.もしもの時の安心材料に!「ファミリーサポート」も!



ベビーシッターと出来れば「ファミリーサポート」も、会員登録だけでもしておきたいです。

私は周りに頼れる人がいないこともあるので、こどもが1歳になる頃にどちらも登録しました。

ファミリーサポートは住んでいる地域によっては提供会員さんが少ない場合もありますが、探してもらうだけなら費用もかかりません。頼れる人がいるというのは安心に繋がりますね!




7.まとめ


私がベビーシッター利用前から気になっていたことは、①シッターさんとの相性/②費用面でした。


①シッターさんとの相性は、事前面談も経て確認できていたのでクリアできました。今回の方は、とても話しやすい雰囲気のシッターさんだったため、私自身も『またこどものことお話ししたいな。』と思いました。


②費用面は、『毎回これだけ実費としてかかるのであれば、自分で何とかした方が良い。』という親御さんもいらっしゃると思います。


私は結果的に、自分の心の安定のために費用を捻出したいと思いました。

ベビーシッター券は≪キャッシュバック形式≫という部分には多少抵抗感がありますが、周りに預けられる人が誰もいない…という環境で仕事と育児を両立していくためには必要な出費だと考えるようになりました。

今回の体験を経て、仕事や自分の心身のタイミングで不定期に利用していくのが私には合っていると感じています。


自分の心身の限界を迎えた後に登録作業をしたり、シッターさんを探す余裕は無いでしょう。

少し余裕のある状況の今、是非ベビーシッターの登録をすることをお勧めします!



次回は、各社ベビーシッター事業の紹介や「こども家庭庁ベビーシッター券」の利用方法について更新予定です。

合同会社デュナミス公式SNS(XInstagramFaceBook)にて更新のお知らせしていますのでフォローしてチェックしてみてください。





女性のイラスト






 ≪筆者紹介≫

 みーみ(保育士)



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